窓際族より胸いっぱいの愛を

(You Can't Always Get) What You Want ?

鬱になったら 2

これはよく書いてある事ですが、鬱になる人というのは、十中八九「真面目な人」です。


いや、別に鬱にならない人が真面目でないとはいいませんが、鬱になる人は必要以上に真面目で、それも歯止めがきかないほどなのです。


詰まり「完璧主義者」的です。


「まぁ―いいや―」みたいななげやりなテキト―さを持ち合わせていません。


世間の人達も真面目なのですが、実はうまい具合に手を抜く所は抜いていたり、サボったりしながら生きているモノです。


鬱になる人はそういうウマさをもっていません。

「自分がやらなくちゃ!」という強い使命感をもって万事に取り組んでいます。

で、元気で、目標に向かって脇目もふらず猪突猛進している時は別にそれでもいいのかも知れません。


しかし、ある時、「失敗した」「目標を失った」「健康を損なった」などして緊張の糸がプチっと途切れてしまった時に、一気に反動がやってきて、一気に無気力状態になったり、ダウナ―になって、やがて鬱の魔の手に引っ掛かってしまうのです。


普段全力で飛ばしてきた分だけその反動も大きい。


ゼロか100か、白か黒か、みたいな正義感たっぷりな人も陥りやすい。


普段から「まぁ、こんなもんでいいじゃな―い」みたいな人は鬱にはならない。
適度に遊びながら仕事してる人は。


だから、鬱になった人は、兎に角リラックスをする。

まず、それからはじめる必要があると思います。


深呼吸をして、物事をあんまり真剣に考えないようにする事。


「人間の考える事の9割は取り越し苦労」と云います。
ほとんど考えなくともどうにでもなっていく事ばかりなのです。

風に身をまかせて生きればいいのです。

他人に「こうしたほうがいいんじゃない?」なんてアドバイスをもらえば、素直にその通りにやってみたらいいんです。


鬱になる人は恐らくプライドも高いです。
元気な時は自分で何でもしっかり考えて、意見ももってるから、他人の云う事に従うのも嫌でしょう。


ですが、鬱になると判断力も鈍ります。


だから、いっそ他人の行為に全面的に甘えてしまえばいいのです。


「こんなに迷惑をかけて申し訳ない。自分は生きている価値がない!」なんて馬鹿げた事を思う必要もありません。

なぜならあなたが元気だった頃は、あなたはさぞ周りに気を使って、様々な人を助けてきた筈ですから。


そのお返しを貰っているだけなのです。

だから素直に受けとればいいんです。


本人にとっては辛いでしょうが、ある意味、鬱になるというのは、「素直になる事」や「自分の弱さと向き合う事」や「人間は自分の力だけでは生きていない事」などを再認識する為になる、という側面もあるのではないかと思います。



だから、もうゆっくり。動作も、脳みその回転も、すべてゆっくりにして過ごせばいいと思います。

新しい自分への脱皮の時期とでも考えればいいと思いますよ。



あとは、具体的なアドバイス。

まずは、「身体を動かす」。

そんな激しい運動をする必要はないです。

人にも極力会いたくないでしょうから、一人で散歩をすればいいです。
ゆっくり景色でも見ながら歩けばいいんです。

「ああ、世の中は働いている人も居るというのに、俺は仕事もせずに歩いてるだけで....」なんて余計な事は考えない事です。

この際、開き直る事です。
どれだけ開き直れるかが勝負です。

あなたは今までよくやってきたのですから、一年や二年休んだところで文句を云われる筋合いはないのです。

みんな、鬱になってない人も適度にサボりながらやってるだけの事です。
あなたは真面目過ぎたので限界がきただけの事です。


あとは、「食生活」を見直そう!という事。

インスタント食品などはお手軽ですが、鬱にはよくありません。ダメです。

しっかり栄養をとらないと改善はしません。

精神科にいったりして、精神安定剤や漢方などを貰うかもしれませんが、正直それだけで直る、というモノでもないというのが、僕の体験談です。


薬を飲むにしても大切なのは「これで直る!」というプラス思考こそが大事なのです。

「こんな薬飲んでも、どうせ直らないだろうなぁ」なんて気持ちでやっていても意味がありません。


それよりも、栄養価の高い食品を食べたほうがよっぽど効果的に思えます。


肉、特に豚肉などはスタミナがつきますからイイですよ。あと、野菜も適度にとったほうがイイです。

卵や牛乳、バナナなどもいいでしょう。

そうやって、しっかり食事をとりましょう。


鬱になると、少食になっていくパタ―ンもありますが、ダメです。

しっかり食べて下さい。
3食、栄養のあるものをしっかりとって下さい。
お腹一杯になるくらいでもいいくらいです。


あとは、もし、信頼できる友達が居るとすれば、その人と腹をわってしゃべりまくりましょう。

話す事で、暗くならずにすむし、頭も整理されてスッキリしますよ。

ただし、自分に理解を示してくれる人としゃべって下さいね。
嫌な人としゃべっても余計に気分が落ち込むだけです。


取り合えず、長くなったのでここまでにします。
また、何か思ったら書いていきます。


兎に角、自分に自信を取り戻す事です。

簡単ではないと思います。

でも、自分を助けられるのは結局の所、自分自身だけです。
くれぐれも自分を否定しないようにして下さい。


あなたは素晴らしくかけがえのない人です。