ひとカラでBz
散歩行って来ました。
タワレコをぶらぶら。
視聴機を片っ端から聴きまくりツアー。
「どれもピンとこない.....」
毎度の事である。
僕が不感症なだけなのか、世の中の音楽がダメなのか。
多分、前者なんだろうが。
いつからこうなってしまったのだろう。
唯一、ピン!ときたのが、ビ―トルズのベスト版の「1」。
やっぱり彼らの音楽はなんか違う。
ビ―トルズも死ぬほど聴いてきたので、流石に何も感じないかな、と思ったが、見事にノリノリになってしまった(笑)
古びてないんだ、これが。
なんでなんだろうなぁ。すごい。
で、何だか煮え切らないので「ひとカラ」をする事に。
と、いっても僕は歌がウマい訳では決してありません。
ただの気晴らしです。
これも鬱屈した感情を吹き飛ばす為の一つの方法論です。
僕はバンド活動もまぁ、しているのですけど、僕の歌は使いモノにはなりませぬ(笑)
音痴とかではないし、案外高いキ―まで出たりもするのだが、なんというか「声が歌向きではない」というか(笑)
滑舌が良すぎるんですよね、まず。
「いいじゃない、それ―」って思うかも知れませんが、アンマリ滑舌良すぎるのも弊害なんですよ。
よく、ネットの歌関係の質問とかで、「滑舌が悪くて困っています。どうやったら滑舌良くなりますか?」
なんてのを見かけますが、「滑舌よくなんなくていいから!」って僕なら云う(笑)
専門用語で云うと、音(声)には大きく分けて、「整数次倍音」と「非整数次倍音」てのがありまして、前者は、ハッキリしっかり聴こえる強くて張りのある声。
政治家の演説してる時の声や、ス―パーで「いらっしゃいませ―」って叫んでる売り子の声みたいなの。
人を引き付けるカリスマ性のある声。
ジャンルで云うと、クラシックのオペラ歌手の声。
滑舌も当然イイでしょうよ。
んで、僕は間違いなくこっち側の声質。
「ますますいいじゃ―ん」、とか思うでしょ?
仮に、歌が上手ければそれでも問題ないどころか強みにもなり得るかも知れない。
でもね、歌が下手だったら、声がむやみにハッキリとキンキン聴こえるだけのダミ声ですよ。
それに歌ってあんまりハッキリ聴こえ過ぎると、歌っぽくなくなっちゃうんですよ。しゃべりみたくなっちゃうの(笑)
で、逆に「非整数次倍音」とは、ウィスパ―ボイスとかハスキーボイスとか、アニメ声とか、なんかハッキリ聴こえ過ぎない声というか。
耳に心地よい声なんですねぇ。
ずっと聴ける声と云いますか。
滑舌が悪い人はだいたいこっちに所属する事になるんじゃないでしょうかね。
クラシックとか、別の国に行けば、整数次倍音の声のがイイという国もあるでしょうが、日本のポップスにおいては、おそらく非整数次倍音の声のほうが受け入れられやすいでしょう、と思うんですがね。
例をあげると、GLAYのボ―カリスト、TERUなんて、非整数次倍音の代表格じゃないでしょうかね。
彼の声は耳に心地イイでしょう?
何云ってるかはよく聞き取れないけれども(笑)
だから、滑舌悪い人は自信をもってね!
あなたは歌に向いている。
実はね、声質だけでその人の資質まで分かってしまうという事があって。
「整数次倍音」の声の人は、物事をかなり客観的に観察するタイプ。物事にそんなにのめりこまない、距離を置く系統の人。
逆に、「非整数次倍音」の声の人は、温かみがあって、物事にすっかり感情移入しちゃうタイプ。
熱中すると周りが見えなくなっちゃう系統ですね。
まぁ、一概には云えないのだけれども(笑)
....なんの話だ。(笑)
ひどく脱線したぞ。
「ひとカラ」に行ったんだった。
今から7~8年前はよくLUNA SEAを歌ってたんですよ。
河村隆一に声質やキャラが近いかな―と思ってて、実際歌い安かったので。
それから、ある時からミスチルを歌い出して。
でも、最近はめっきり歌自体歌う機会がなくなってしまって、全然声が出なくなってしまったという(泣)
もう思いっきり喉歌いのキンキン声しか出せなくなっちゃった。
もともと腹式呼吸なんていう高度な技など会得しては居ないのだけどね(笑)
しかし、今夜はなんせ「鬱をぶっとばせ!」という自分内企画なので。
こうなりゃ、絶対に歌えない様なア―ティストの曲を入れて声を出しまくる!、と決めた。
そして、Bzを入れまくる。
案の定、高い!
.....が、案外、声、出た(笑)
勿論、サビの高い所とかはきれいにはメロディをたどる事は出来ないのだが。
だいたい、Bzとか歌った事もないのでメロディもよく分からない(笑)
適当に歌い続けて声がガラガラになって終了~。
でもBzというか、稲葉も整数次倍音の声だと思うし、僕とそこまでかけ離れた声ではなかった.....
思わぬ発見だ。
今夜は疲れたのでもう寝よう。明日は朝から仕事だ。
ちなみに、話がめちゃめちゃ変わるが、最近Youtubeで、「とみさん」という歌い手さんを発見しました。
様々なア―ティストの歌にカラオケで挑戦して居られて、それが超絶にウマい!!
はじめて聴いた時はめんたまが飛び出る程ビビりました。是非とも検索して聴いてみて下さい。
「とみさん」です。
「稲葉浩志」に「桜井和寿」に「ASKA」に「桑田佳祐」に...全員そっくり!
同じ人間から全員の声が出ているという事実にビビる(笑)
そういう観点で聴くと、確かに全員違うんだけど、共通する所もあるんだなぁ、と思った。
スゴい発見。
日本語って、言語としてリズムにノリにくいんですよね。
どうしてもペッタリしちゃってグル―ヴが出ない。
だから、それぞれに工夫して、何と表現していいのかわかんないですが、ねばっこい歌い方をしている。
歌は音符と音符の間のつなげかたで個性を出すモノですからね。
音符と音符の間に無限の宇宙がある!(笑)
それぞれのそのつなげる癖を「とみさん」は見事にとらえてる。
天晴れです!